2009年1月9日金曜日

カラーコンタクト

 厚生労働省薬事・食品衛生審議会の専門部会は22日、視力矯正のためのコンタクトレンズと同様に、薬事法上の「高度管理医療機器」に指定し、販売規制することを決めた。来年4月にも施行する。カラーコンタクトは現在、かつらなどと同じく雑貨品扱い。規制は事実上皆無で、品質基準もなく、自由に販売できる。若い女性を中心に流行するが、角膜炎や角膜びらんなどの障害が多数報告され、厚労省は規制を決めた。

 同機器に指定されると、製造工程や製造方法の審査などがある。販売事業者は都道府県知事の許可を得る必要がある。また販売時に、装着リスクを説明することも義務づけられる。

 「通信販売などは可能だが、これまでばらつきのあった製品の質が向上し、安全性が高まる」(同省医薬食品局)としている。